東北遠征 岩手山 9合目撤退 2016.4.21

今更ですが、先日の東北ツーリング1日目の岩手山登山の記録を・・・。

詳細はヤマレコに載せております。
該当ページはこちら

次回のリベンジに向けての備忘録的な記事になります。


馬返しキャンプ場      7:27
8合目避難小屋        9:39 - 9:48
9合目先(撤退地点) 10:15
馬返しキャンプ場    11:28

登り(休憩込み) 2:48
下り       1:13
山行時間合計   4:01

撤退地点標高 1963m
山頂(2038m)との標高差 75m
残り距離 約400m




撤退理由:強風の為
風は午前中は風速20~25m/s(平均)、午後からは落ち着く予報であった。



フェリーは4:45八戸港へ着。5:07下船。

八戸フェリーターミナル入口のローソン前で朝食を摂り、昼のおにぎりも購入。
八戸ICから高速に乗り、途中岩手山SAで休憩後、西根ICから降りる。
この時点では岩手山は山頂までくっきりと見えていた。



登山口の馬返しキャンプ場へは6:57到着。
車が数台あったが登山者と思われる車は1台のみ。乗車していた。
すぐ下の敷地でトンネル工事をしているようで、その関係者やトラックが出入りしているようであった。

隣の車から出てきた単独の登山者と少し話をしながら準備をし、数分歩いて鬼又清水のあるキャンプ場へ。この日は私が最初の登山者だった。
モタモタとトイレ・登山届の記入などをしてから出発。

スタート地点は完全に夏道であった。
アイゼンの使用を考慮して、冬用のソールの硬い登山靴で来た為に非常に歩きにくく後悔した。

0.5合目分岐は新道を選択。
1合目過ぎから登山道には多少の残雪があったが、ほぼ夏道が露出していた。

2.5合目の分岐は旧道を選択。
事前情報で旧道はガレ場、新道は樹林帯の中とのことであったので、視界の良いであろう旧道を選択した。

旧道は期待に反して残雪は無く、ガレた登りをヨタヨタと登る。
足元は脆く、後続者がいる状況では慎重に歩く必要がある道であった。



5合目からは残雪があった為、雪の上を歩く。
雪面はそれなりに締まっていたが、個人的にアイゼンは不要。キックステップで十分であった。
前日と思われるトレースはアイゼンを装着していた。

それなりに急な斜面が続く。
7合目手前の谷地形のトラバース区間は転ぶとそのまま転落しそうだった。



スタート~7合目まではそこまで風は強くなかったが、7合目に出ると西からの激しい風に晒された(風に向かって歩くのが厳しい程度)。
本来は避難小屋方面へは向かわずお鉢へ直登しようと思っていたが、直線ルートには既に雪が無かった為断念。


ちょうど風上となる西方向にある8合目避難小屋を目指して、時折振り返って風を背にして呼吸しながらスローペースで進む。

8合目避難小屋は、正面玄関とトイレは閉鎖されており入ることができず裏口へ回るが、こちらは扉が凍っており入れず。




スコップは見つけたが氷を削るのが面倒で中に入ることを諦め、建物を風除けにして小休憩。
なかなか味わったことのないレベルの強風であった為撤退も考えるが、少し進んでみることにした。

レインウェアの上を着込み、斜面に雪の付いている箇所を目掛けてショートカットしながら登る。
先程まで見えていた山頂はガスに覆われてしまった。
見たこともない、ものすごい速度でガスが流れていた。

風は更に強くなり、普通に立っていると風に押されて転倒する。
目指す方向が少しずれてしまい、少しの区間ガレた斜面を歩くことになってしまったが、風の影響で踏ん張りが利かずに登れなかった。

トラバース気味に夏道に合流し、お鉢の上(9合目)に出ると、風は更に強さを増した。完全にガスの中に入ってしまい、視界も無くなった。
もはや立つことは不可能。ポールも役に立たず。

地面に座り、姿勢を低くしながら進退を考える。
爆風、耳を劈く轟音、ガスによる視界不良の為、焦りと不安が大きくなる。
本来であればここで(もっと前に)撤退を決めるべきであったが、冷静さを失くしていた為か、先に進んでしまった。



立つことは不可能であったため、四つん這い(匍匐前進ではない)で先へ進む。
姿勢を低くしているにも関わらず、横から風に押されて頻繁に転倒する。
少し進んだ地点で不安になり、スマホのGPSで現在地を確認しようと片手を地面から離した瞬間、爆風に体を持ち上げられ、フワッと少し飛ばされて投げ出された。
(屈んでいる成人男性を吹き飛ばすほどの風であり、実際の風速は軽く30m/sを超えていたと思われる)

ここで冷静さを取り戻し(恐怖を感じ)、撤退を決めた。
一目散にお鉢を降り、小屋の少し手前まで戻ると立ち上がれる風になった。
この時点で、小屋で天候が回復するまで(午後には風が弱まる予報)待つという考えは無く、下山を決めた。
この後にアスピーテラインを走るという予定があった為、ツーリングに切り替えれば良いとの判断であった(その為に時間に追われていたとも言える)。

避難小屋の近くのハイマツにコンデジを引っ掛け、敗退の自撮りを1枚撮影。



7合目からの雪面をグリセードしながら下る。
途中、登ってくる数名の登山者とすれ違った。
皆さん風の状況とアイゼンの必要性を気にしていた。

5合目より下の旧道のガレ場は、勢いよく降りると落石を起こしてしまう。
人が多いハイシーズンはスピードを出して歩くことは難しいかもしれない。

予想外に早く下山。
鬼又清水で顔を洗い、山頂方向を振り返るとガスは抜けていた・・・。

登山開始がもう少し遅ければ、もしくは8合目避難小屋で休憩をしていれば登頂できたものと思われる(実際にヤマレコに同日の遅い時間に登頂した記録があった)。


『敗因』
・天気予報で事前に分かってた強風を舐めていた
・時間に追われていた為、待ちの判断ができなかった



『装備について』
・アイゼンは不要であった(あれば安心かもしれないが)

・上半身は「エアリズム半袖」「キャプリーン2」
 8合目から「トレントシェル」を羽織った。
 酷い強風だったが寒さは感じなかった。
 持って行ったR1相当のフリース、ナノエアフーディは使用しなかった。

・下半身は「着圧タイツ」「ストームゴーシュアルパインパンツ」
 こちらも問題無し。


『次回に向けて』
このコースに関しては夏道よりも残雪期の方が登りやすいのではないかと感じた。
もう少し雪が残っている(旧道のガレが露出していない)時に来てみたい。

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