大雪山泊2日目(ヒサゴ沼~化雲岳~五色岳~沼の原)

前日の記事からの続きです。


2日目行程

  5:12 ヒサゴ沼避難小屋
  5:59 ヒサゴ沼分岐
  6:10 化雲岳  7:00
  7:50 五色岳  8:12
10:20 大沼野営指定地  10:45
12:05 クチャンベツ駐車場

山行時間 : 6:53(休憩込み)
歩行距離 : 15.7km



翌日。目を覚ますと、時刻は3時過ぎ。

相変わらず暗くて狭い小屋の中は静まり返っていますが、どうやら既に軽身でトムラウシに向かった人もいるようでした。
誰も活動を始めないのでヘッドライトを灯すのもはばかられ、じっとして過ごす。
隣のおじさんの足がさらに接近していました。

4時頃に誰かが活動を始めたので、私も便乗して活動開始。

前日に痛めた足は、湿布を貼って寝た為かそれほど痛くはなさそう。
寝袋に横になったままではわからないが、きっと長くは持たないと思い湿布の上からテーピングを施しました。

当初は軽身でトムラウシ山をピストンする予定でしたが、今回は無事に帰ることを優先し、とても残念でしたが断念することにしました。
いつにもなく慎重な判断をしたのは、昨日捜索ヘリを見たことも影響していました。
山に対して決して傲りを持ってはいけないと初心に還りました。
足を痛めているのに山に来ている時点でダメですね(笑)

次第に1人、また1人と待ち構えていたかのように活動を始め、小屋の中はヘッドライトの灯りと朝の準備の音で賑やかになっていきます。
2階の小さな窓に切り取られた空の端っこが次第に明るみを帯びていき、小屋の中も少しだけ明るくなってきました。

早く外に出たかったので朝食も摂らず、周りに広げたものを65Lのザックに手当たり次第に詰め込みます。
ヒサゴ沼からの登りで少しだけ笹薮があるので、朝露で濡れないようカッパを着込み、乾かなかった衣類はザックの中へ。
5時少し前に小屋の外に飛び出しました。






モタモタしていると、足のおじさんの反対側の隣にいた同世代と思われるお兄さんが小屋から出てきました。
東京から大雪に来られて、この日は十勝連峰の手前(双子池かな?)まで歩く積もりだということでした。
長期縦走なのに40Lのザックで、相当山を歩き慣れているようでした。
アルプスのお話しなどをしながら歩き、ヒサゴ沼の畔の分岐でお別れをします。
お兄さんはヒサゴのコル方面へ、私は化雲岳方面へ。


少し登って振り返るヒサゴ沼全景。お兄さんが畔に小さく写っています。



夜~明け方は氷点下だったようで、水溜りの表面が凍っていました。

季節外れに頑張って咲いていたお花にも霜が降りてしまいました。



大雪の季節はあっという間に移り変わっていきますね。



とても落ち着いて、ゆっくりと一歩一歩踏みしめながら登っていきます。
常にこんな歩きをしたいものです。

東側には、ニペソツ山とウペペサンケ山と思われる山がクッキリと。



雲の多い石狩連峰方面から眠たい日差しが差し込みます。



振り返るとトムラウシ山がクッキリと。モルゲンロートは拝めませんでした。



雲が遮ってまだ弱々しい日差しは、霜を溶かすには至りません。




避難小屋分岐に到着すると、昨日は見えなかった化雲岳の岩が見えます。



反対側にはそれほど高度の変わらないトムラウシの頭が見えます。



4.5km。行ってしまいたい思いを堪えて、背中を向けて先に進みます。



特徴的な化雲岩が近づいてきます。山頂標識と分岐標識も見えます。
霜が降りて滑りやすい木道を気をつけて歩きます。



トムラウシの後方には十勝連峰が。こう見ると近いですね。



端正なオプタテシケ山。後ろには美瑛富士と十勝岳の頭だろうか。
先々週にはあちらに立っていたと考えると感慨深い。




誰もいない化雲岳山頂へ到着。



悪い癖で、気付けば化雲岩の上に登っていました(笑)



南方向。トムラウシと後方に十勝連峰。



西方向。天人峡へ続く道が見えます。斜面が少しだけ朝日で色付いています。



西~北方向をパノラマで。中央奥に旭岳、右側は忠別岳。



東方向と私。
馬鹿とナントカは高いところが好きと言いますよね。ん?ナントカと煙か。



実は私、双子でした\(^o^)/


もちろん嘘です(^_^;)
別々に撮った自撮り写真がうまく繋がってパノラマになりました・・(笑)


動画も撮りました。



しばらく岩の上で遊んだ後、朝食にします。
それなりに強い南西の風が吹いていたため、岩の陰に入ります。


吹き付ける風は硫黄の匂いがしました。
十勝岳から流れてくるのだろうか。

朝食の間、濡れた衣類を山頂標識に括り付けて干しておきました(笑)



朝食を済ませ出発します。後は来た道を戻るだけです。
どこまでまともに歩けるか心配ですが、時間に余裕もあるので大丈夫でしょう。

化雲岳山頂の分岐標識。


天人峡からもクチャンベツからも、距離はさほど変わらないのですね。
来年お花の時期に、天人峡~ヒサゴ~トムラウシもいいかな。



化雲岳の下りで、早速足に痛みが・・・(^_^;)
酷くならないように慎重に歩きます。


程なく五色岳に到着。この日は忠別岳もクッキリと見えました。



綺麗な形の北見富士。魅力的な山ですが、登ると展望は無いそうです(^_^;)


五色岳の山頂でまた休憩します。
不要と思われる水を少し捨ててザックを軽量化します。

クチャンベツから日帰りで忠別に向かうという方とお話しをしました。
ここまで3時間ジャストだったようです。速いですね。
ヤマレコに記録をアップされている方でした。



五色岳から緩やかな下りの木道をゆっくり歩く。正面奥に大沼が見えます。



この2日間、石狩連峰だけは常にしっかり見えていました。



前日通った時よりもナナカマドの紅葉が進んでいました。




大沼野営指定地に到着すると、トムラウシはガスの中。



左端のとんがりが化雲岳、右端のとんがりが五色岳。


ここでも休憩し、さらに水を捨てます。
今回6L担いできましたが、実際には3L程度しか使いませんでした。


昨日の静寂とは打って変わって、沼の原には沢山の人がいました。



その後は沢地形のような登山道を下り、足の痛みもそれほど悪化しないうちに駐車場へ到着。
昨日はガラガラだった駐車場は満車となり、林道にまで車がはみ出していました。



下山時刻が早かったので、大雪高原温泉に寄り道しました。

ヒグマ情報。



ヒグマと出会ったときの対処法の掲示物。



緑岳登山口の看板。




その後、層雲峡に寄り道します。

「登山軒」 食べログ
ご飯もの人気No.1らしい「カツ丼」930円



そして、以前から気になっていた層雲峡ビジターセンターで大雪山の成り立ちをお勉強しました(´▽`)

自身の役に立ちそうなものを写真でメモしました。






時間も早かったので、下道でのんびりと(?)札幌まで帰りました。

今回500kmほど走行し、大食らいのエルグランドちゃんが脅威の8.8km/Lの低燃費を記録しました。
普段、通勤に使うと5km/Lなんです(´Д` )
もう少し燃費が良くて、バイクが積めて、車中泊ができて、キビキビ走る車って無いかなぁ・・・(笑)



今回は色々と考えさせられる山行となりました。
まだまだ経験が足りませんね。

足はしばらく休めるか、毎日トレーニングするかのどちらかですね。
きっと鍛え方が足りないのでしょう(^_^;)
歩くための体力はまだ残っているのに、足が痛くて進めないというもどかしさを感じずにはいられませんでした(・ω・`;)

まぁ、無理せず気楽に楽しむのが一番ですね\(^o^)/
関連記事
スポンサーサイト



コメント

No title

こんばんは*\(^o^)/*

足は大丈夫ですか?
今回の内容を見てるとやはり私は向いていないですね~*\(^o^)/*
バイクと釣りに専念します~(≧∇≦)

No title

お早うございます。tarumae-yamaです。
2日間の記録、楽しく拝見しました。
私は一人でテントを持っての山行は全く自信がないので、羨ましくも眩しく思います。
昨年8月にクチャンベツから忠別岳を日帰りしましたが、ソロではなく3人でした。
途中の景色を懐かしく拝見しました。
どうぞ、足をお大事に。

No title

トムラウシちょっと残念でしたが、山は逃げませんから、またリベンジですね!実は、今回ヒサゴと迷ったのですが、天候がアヤしかったので、まだ安心できる?銀泉台から白雲ルートを選択しました。今週末もまた天候不順のようなので、連休に好天に恵まれるようであればヒサゴに行くかもしれません。足、どうぞご無理のないようにしてくださいね。

No title

おはようございます
お疲れ様でした。ここはやはり花の時期がいいですね。この次に行かれる時は7月中旬頃になさっては・・・

No title

くーたさんの記事があまりにも見事なので、自分まで登山した気分になります。避難小屋の高い湿度やのしかかりそうな隣の足のキョウイまで臨場感たっぷり!

化雲岳山頂でのカップ麺、美味しいだろうなあ。五色岳から大沼への木道は写真を見ているととても美しく感じられました。

無理せず気楽に楽しむというくーたさんの登山観が実践された旅でしたね。バイク旅も同じかと思いました。参考になります。

エルグランドの燃費、あの巨体ならさもありなん。ご家族でドライブなら最高のクルマじゃないですか。その日は近いんですか?(^。^;)

No title

こんばんは!

トムラウシは残念でしたが、無理は禁物ですもんね。
足を治してリベンジですね。お疲れさまでした!

私もいつかは化雲岳の岩の上に登ってみたいと思って
るんですが・・・
当面の目標はオプタテシケ山ということで、修行を
続けます

No title

> ZUNSONさん
こんばんは\(^o^)/
足は普段生活している分には何も問題ないんです~、困ったもんです(^_^;)
ある意味自分を見つめ直す時間なので悪くはないですよ~(´▽`)
釣りも素敵な趣味じゃないですか~\(^o^)/
美味しいものも食べられて一石二鳥ですよね~!

No title

> tarumae-yamaさん
見ていただきありがとうございます!
忠別岳まで日帰りされているのですね。今回の山行でも意外にも日帰りの方が多いのには驚きました。
私は単独が多いですがtarumae-yamaさんのようなたくさんの仲間との山行も素敵ですよね(´▽`)
今回は天気がイマイチでしたので、次回は快晴の時に歩いてみたいです!
足のご心配いただきありがとうございます(´▽`)

No title

> Asukaさん
こんな時に限って珍しくトムラウシが綺麗に見えていて、とても残念でした・・(笑)
またいつかテント持ってヒサゴにリベンジに行きます\(^o^)/
確かにあの辺りで悪天候になるととても不安になりますよね。私も朝に天気予報を見て忠別か白雲にしようかとも考えましたが決行してしまいました。ニアミスでしたね。

今週末はダメそうな予報ですね。連休はまだ迷っていますが本州に行く予定でして、その翌週となるとそろそろテント泊も厳しそうですよね(^_^;)
ヒサゴに行かれるのでしたらお気をつけて~!お話聞かせてくださいね~\(^o^)/

No title

> aka*ake*さん
こんばんは!
そうですね、お花の無いお花畑エリアは正直少し退屈でした・・。
鋭い稜線の上なんかだとお花が無くてもワクワクして楽しめるのですが(笑)
時期に行けば最高の景色が見られそうですね\(^o^)/
来年は原付をデポして高原温泉から緑~忠別経由で沼の原まで縦走しようと思います。

No title

> ちぇすとー!さん
お褒めの言葉をありがとうございます!
ちぇすとーさんをはじめ、情景の伝わる素敵な文章を書かれる方々の記事を参考にさせていただいて、少ない語彙と表現力なりに試行錯誤していました(´▽`)

下界では手抜きの代名詞ですが、山頂で食べるカップラーメンは格別ですよ\(^o^)/
稀にこのひとときの為に登っているという登山者にも出会いますよ(笑)
山もバイクも楽しみ方は人それぞれですよね!私はどうしても詰め込んでしまうので、気楽に無理せず楽しむよう気をつけるようにしています(^_^;)

エルグランドといえば家族を乗せてのイメージですが、実はバイクのトランポとして購入しました(´▽`)
甲斐性なしなので、しばらくは2名+バイク+趣味の道具しか乗らなそうです(笑)

No title

> TOMさん
こんばんは!
普段の自分でしたら行きたい一心で無理をしてトムラウシに向かっていたと思いますが、大量遭難のあった場所ですし無理はやめようと判断しました(^_^;)
早い話が、ビビりました・・(笑)
いつかはリベンジします\(^o^)/

オプタテシケ、近々達成できるといいですね!前回のペースでしたら行けるように思いますよ(´▽`)
お互い目標に向けて修行ですね~\(^o^)/

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

くーた

Author:くーた
2019年3月〜 Yahoo!ブログから移行しました。
バイク、登山、写真など、趣味全般のブログです。

ブログ村リンクバナー

もし宜しければ、ご訪問時に下記リンクをどちらか1回クリックして戴けると励みになります。
にほんブログ村 バイクブログ 北海道バイクライフへ にほんブログ村 バイクブログへ

訪問者数

オンラインカウンター

現在の閲覧者数:

カテゴリ